大変お気の毒ですが、お客様は、新車購入後わずか1ヶ月、走行距離300km弱。女性の方です。お出かけになった先で被害に合われたそうです。いろいろなとことを回ってらっしゃったそうなので、場所の特定までは出来なかったそうです。お車を購入されたのが当店が普段お付き合いさせて頂いております『スズキ』の店長さん。
店長さんのお電話を頂き、お店にご来店されました。
本当に酷い状態でした。
ご入庫時の状態です。
ご覧のように、ブラックのボディカラーに白又はグレーの塗料が付着しているのがお判り頂けると思います。このようにボディ全体に多量のペンキミストが付着しており、かなり目立っておりました。こちらは、リアガラスへの付着の様子がお判り頂けると思います。ガラス面で一番付着していたのが、このリアガラスでお車の後ろ側から降り注いだようです。お車の両側への付着よりも明らかにリア側の付着が多かったのでそのように予想されます。ご来店の前に、任意保険の担当者から『しっかりと除去してもらってください。その為の保険ですから』と心強いお言葉を頂いたそうですが、実際にお客様はそれ以降このお車に乗っていなかったそうです。そのお気持ち判ります。買って直ぐにこれですもの。悲しいですよね。
ペンキミスとの被害では、上の面(ボンネット、ルーフ)だけではなく、お車の全ての箇所に降り注ぎます。磨きや粘土、薬剤を使って除去が困難な箇所に付いては、パーツの交換が必要となって参りますので補修金額も高額になってしまいます。ペンキミストの被害に合われた場合には、加害者のペンキ施工業者が判れば、その業者に賠償して頂き、判らなければご自分の車両保険をお使い頂くのが宜しいと思います。
今回は、ご自分の車両保険でペンキミスト除去をすることとなりました。保険会社の方からは、次年度の保険料は据え置きということだそうです。その点は本当に良かったです。保険会社も大変親切で最初の見積もりで施工のGoサインが出ましたので直ぐに部品の注文に入り、お客様に連絡し、お車をお預かりしました。最初に、部品の交換作業を行い、その後、ミスト除去と塗装面の磨きを行います。
部品交換は、当店が唯一お付き合いさせて頂いております、板金屋さんへお願いをいたしました。途中、追加部品がありましたが、迅速に部品の交換を行って頂きました。
画像は、保険会社へ送る画像を頂き、掲載しております。その後当店が引き取り、ボディ、ガラスのペンキミストを除去致しました。
以下は、施工後の画像です。
スッキリとペンキも取れ、リフレッシュ致しました。
お客様にも、『新車に戻りました』とお喜び頂くことができました。
このようなケースは、どこで起こるか判りませんので、ご注意くださいね。
ラディアス千葉で施工させて頂きました様々なケースを公開しております。